30代でバイト、派遣などの非正規雇用、いわゆるフリーターの未婚男性には、自分は結婚できるだろうか、と悩んだり、結婚は無理そうだし、しなくてもいいや、と思ったりされている方もいらっしゃるようです。
確かに色々なデータなどを見ると、30代で非正規の男性の結婚に関する事情には難しい側面もあります。
但し、それは「だから無理」「諦めるべき」というような話では全くありません。
適切に行動すれば、結婚に到達することは可能ですし、それはやはり、多くの人にとっては良いもののはずです。
ここでは、そんな30代の非正規雇用の独身男性向けに、困難さの壁を乗り越えて結婚をするために大事なポイントは何なのか、を解説していきます。
1. 非正規雇用の結婚事情は確かに厳しい
まず最初に非正規雇用の男性の結婚事情を見ていきましょう。
少し回りくどい話になってしまいますが、現状を正しく理解することは問題の解決のためにとても重要なことです。
とはいえ、もしそんなものは見たくない、どうすればいいのか、だけ知りたい、という方はこちらをクリックして解決策のパートまで移動してください。
1.1 非正規社員の30代男性の未婚率は正規社員より明らかに高い
内閣府が毎年テーマを決めて行っている、男女共同参画白書の平成26年版の調査では、雇用形態別の未婚率についてのデータが提供されています。
結論としては、正社員と非正規雇用のスタッフの間では未婚率に大きな開きがある、という厳しいものです。
具体的に見ると
第1節 家族・世帯及び男女の仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の現状と変化の中で「未婚者の割合と特徴」として正規、非正規毎の性別と年齢階級別の未婚率を出しています。
それによると
- 30歳~34歳:70.5%
- 35歳~39歳:62.2%
- 単純平均:66.4%
となります。比較対象として、正社員雇用されている労働者の数字を見ると
- 30歳~34歳:36.1%
- 35歳~39歳:25.6%
- 単純平均:30.8%
となっています。
つまり、非正規雇用の場合は3人に2人が未婚であるのに対し、正社員の場合は約7割、3人に2人よりもさらに多い人数が既に結婚している、という結果になっています。
もちろん未婚の人の中にはそもそも結婚を希望していない、という人も含まれているはずなので、この数字の違いがそのまま正規雇用と非正規雇用の結婚の難易度の比較になるわけではありません。
とはいえ、正規であれ、非正規であれ結婚したいと思う人数は一定以上いるはずです。
そう考えると、2人に3人が未婚の30代非正規社員の男性においても、結婚したいのにできない、あるいは結婚そのものを諦めてしまった、という方も多くいるはずです。
1.2 非正規雇用では給与も上がらない
後ほどもう少し具体的にアンケート数字なども見ますが、皆さんにも容易に想像のつく点として
「収入が多く安定している方が結婚相手の女性は安心する」という点が傾向として存在するのは確かだと思います。
こちらの記事でも紹介していますが、
正社員以外の非正規雇用の男性の場合、
- 30代前半:22.0万円
- 30代後半:22.9万円
という形で金額がそもそも低いことが問題ではありつつ、重ねて、30代という伸び盛りの時期においてもほぼ給与が伸びないことが見えています。
ちなみに、同一期間の正社員男性の収入の変化は
- 30代前半:29.5万円
- 30代後半:33.2万円
となっており、10%以上の向上が生じています。
30代後半においては、男性の収入は非正規の人においては、正社員雇用の2/3の収入となっています。
ここで新ためて女性が結婚相手に求める内容を確認しておきましょう。
2. 女性が結婚相手に求める条件
女性が結婚相手にどのような条件を求めているのか、各種アンケート調査などから見ていきましょう。
これを見ることで、なぜ非正規社員の男性の独身率が高いのかという原因、また、それを踏まえて結婚するためにはどうしたらよいのか、という対策も見えてきます。
2.1 女性は男性よりも結婚相手に経済力を求めている
結婚相談所を運営しているサンマリエでは、結婚や婚活についての様々な調査を行っています。
その中の1つ「婚活の日」結婚と婚活に関するアンケート2018(結婚相談所サンマリエ調べ)によると、
■結婚相手を選ぶ場合に最も重視するものは?
という問いに対して男女ともに1位は性格、となっています。
但し、次点が大きく異なり、男性が容姿を上げるのに対して、女性は経済力を上げています。
1位に性格が来るのは理解できますが、これは前提条件のようなものです。
性格的に合わないような人とは結婚はもちろん、付き合おうとすることもなかなかないでしょう。
また、同じくサンマリエの調査「いちばん避けたい結婚生活は?」においても、1位は「愛情が無い」ですが、並んで約4割の女性は「経済難」を挙げています。
1994年の同じ調査の時よりも経済難を避けたいという女性は増えており(33%⇒37%)、より結婚相手に経済力を求める、あるいは経済的な危機感を持つ女性が増えてきたと言えそうです。
一方同じ調査における男性側の回答で、経済難を上げている人は1割に過ぎず、経済面についての男女感覚がかなり異なることがわかります。
男性が感覚的に認識できるよりもずっと女性は経済面を気にしている、という点は押さえておく必要があります。
2.2 女性が独身男性に求める年収は400万円以上
先ほどと同じく、「婚活の日」結婚と婚活に関するアンケート2018(結婚相談所サンマリエ調べ))の調査から、今度は年収についてみていきましょう。
結婚相手に望む年収として回答が多かったのは以下の順です。
- 1位:400万円(23%)
- 2位:こだわらない(20%)
- 3位:500万円(19%)
- 4位:600万円(15%)
です。なお、その先は700万円、800万円が8%、1,000万円以上が5%と続きます。
1位は400万円ですが、それ未満だと300万円に2%票が入っているだけです。
なお、対比できるように男性も置いておくと
- 1位:こだわらない(43%)
- 2位:300万円(32%)
- 3位:400万円(14%)
といった状況で、女性の求める年収とは全く異なっています。
4割以上がこだわらない、こだわる場合も400万円以下でほぼ全体です。
ここまでの点として、
- 女性は結婚相手に対して経済的安定を求めている
- 女性と男性が相手に求めるものはかなり違うので、男性が感覚的に捉えていては正しい理解になりづらい
という2点が把握できます。
ここからはこの女性の希望に対する、男性の現実を見ていきましょう。
3. 女性の希望を満たせない非正規社員男性の経済状況
この女性の結婚相手への要望というのは、残念ながら非正規雇用の男性に取って厳しいものです。
実際、男性の多くはこの水準を満たす収入を得られていません。
3.1 非正規雇用男性の90%は400万円未満の年収
先程もご紹介しましたが、厚生労働省の平成30年賃金構造基本統計調査によると非正規雇用の30代男性の平均月収は以下のとおりです。
- 30代前半:22.0万円
- 30代後半:22.9万円
これを単純に12倍すると、30代前半は年収264万円、30代後半で年収275万円となり、先程の女性が希望する年収400万円はもちろん、300万円にも届きません。
アンケートでは年収300万円との回答が2%でそれ以下は0でした。
平均値でこの状況というのはかなり厳しいものです。
また、国税庁の平成29年度民間給与実態統計調査結果によると、これは30代に限った内容ではありませんが、非正規雇用の男性のうち、400万円よりも多い年収を得ているのは10.1%に過ぎないことがわかります。
同一の調査で正規社員の給与分布を見ると、68.1%の正規雇用男性が400万円よりも多い給与を手にしています。
ここに未婚率が圧倒的に異なる格差の原因が一定以上存在すると考えられます。
3.2 女性が経済力を求めるのは将来の安心のため
女性はなぜ経済面を気にするのでしょうか。
それは将来の安心・安定のためだと思います。
収入と合わせて、「安定した仕事」を求める女性も多いのは、そういった理由からでしょう。
子供を生んで(産まない選択肢も現在では大きいですが)家庭を育んでいこうと考えると、安定した収入があることは重要な要素になります。
一方で、非正規雇用の場合、正社員と比較して雇用の安全性が低い点は、年収に加えてマイナス要素になり得ます。
また、30代前半と30代後半で収入がほとんど伸びないという点も将来に向けての懸念要素でしょう。
正社員の場合は40代以降も賃金は伸びてきたのが、少なくともここまでの時代でした。
以上のように、結婚についての30代非正規社員男性のハードルは決して、低くはありません。
むしろかなり高いと言えます。
ですが、ここで諦める必要はありません。
以上の状況を踏まえ、結婚に向かうためにはどうするべきかを検討していきましょう。
4. 30代非正規雇用男性が結婚するためにするべきこと
ここまでの内容では、現在アルバイトや派遣社員として働いている男性の結婚は厳しいものという話になります。
実際にそれは容易なことではありません。
ただし、それでは結婚できないのかというと全くそんなことはありません。
具体的にどのような行動が有効になるのか、取るべき行動を見ていきましょう。
4.1 収入を気にしない女性も存在と出会う
先程の結婚相手に望む年収のデータを再度見てみましょう、注目すべきはこちらです。
- 1位:400万円(23%)
- 2位:こだわらない(20%)
- 3位:500万円(19%)
- 4位:600万円(15%)
年収について、こだわらないと回答している女性も全体の約2割存在します。
もちろんそれ以外の女性も、付き合ってみて考えが変わるということもあるでしょう。
しかし、それ以上に、この収入にこだわらない2割の女性が大きな救いです。
結婚相手に500万、600万という年収を求める女性と年収300万円未満の男性がうまくいくイメージは正直持ちづらいです。
しかし、そのような男性でも、年収にこだわらない女性であれば交際、結婚がうまくいく可能性は十分にあります。
このように回答している女性の中には、経済的に多くを求めない、自分も協力して家計をなんとかしようと考えている、自分自身が高収入である、など、いくつかのタイプが含まれています。
このような女性と多く出会い、その中から自分にあった相手を見つけることがポイントです。
4.2 チャンスをものにするには、求める条件や相手を見る目を養うことが大切
もちろん、闇雲に理想を追っていてはなかなか前には進めません。
これは交際に限らず、仕事でも、趣味でもそうですが、意外と自分で経験を深める前に持っていた思考は、ただの思いこみで妥当でないケースも多いものです。
自分はこんな女性に合うのではないか、という内容を具体的に付き合う経験が少ない中で妄想していても、なかなかチャンスは物にできません。
本当は自分に合う相手がいるのに、間違った価値観のせいでそれをみすみす逃してしまうことに繋がります。
残念ながら30代でバイトや派遣という働き方をしている男性には、もちろん人に寄るものの、平均的には多くのチャンスがあるわけではありません。
それを逃さないためには自分がどのような相手に合うのかを理解した上で、チャンスを逃さないよう、積極的に行動することが大切です。
もしかしたら、目の前を通りかかるチャンスは本当に人生で1度のものかもしれません。
4.3 出会いの数と経験を増やすことが何よりも大切
そのために必要なことは何でしょうか。
これは何よりも行動の数を増やすことです。
出会う数、話をするなどの時間を通して交際する経験を増やすことで、より自分にあった相手というものがわかってきます。
裏を返すと、実際に会って付き合ってみることなしには、なかなか自分にあった相手はわからないものです。
多くの女性と出会う、話すという経験を通して自分を成長させることで、自分に合った相手を見つけることができるようになっていきます。
最初から、完璧な相手を見つけるのは自分には無理だと理解してください。
それは、沢山の行動を積み重ねる中で少しずつできるようになっていくものです。
また、目の前のチャンス全てに積極的になることで、本当によい出会いを逃すリスクも低下します。
30代であれば、出会いから結婚までの期間が短くなることもあります。
勝負の時期は何年も続く、というよりは意外と短期決戦かもしれません。
その期間だけでもいいので、過去の自分が驚くレベルで積極的になることがオススメです。
具体的には後ほど紹介するようなマッチングアプリの利用から多くの機会を得ると良いでしょう。
4.4 時間が経つほど状況は悪くなる、今行動するのがベスト
なお、既に30代に突入している男性に取って時間は非常に重要です。
早く行動して相手を見つけるほどプラスですし、逆に時間が経つほど状況は苦しくなります。
理由は以下の3点です。
- 候補の女性はどんどん相手を決めていく
- 年齢を重ねるほど魅力を落としてしまいがち
- 婚活を始めたタイミング=交際・結婚タイミングではない
まず、候補の女性はどんどん相手を決めていきます。
日本では1日あたり約1,700組のカップルが結婚を決めていきます。
毎日候補の女性が1,700人ずつ既婚になっていくのです。
候補者数は大いに越したことはありません、少しでも早く行動を行うようにしましょう。
また、特に非正規の男性は年齢に伴う昇給が少ない傾向にあります。
30歳で年収300万円、と39歳で年収300万円では随分と印象が違います。
少しでも早く活動を始めることで、正規雇用の男性との比較でも差分が少ないタイミングで女性にアプローチすることが可能です。
最後に、上と同様ですが、今活動を始めてもすぐに結婚できるとは限りません。
現在が34歳だとして、活動をはじめたのが34歳でも実際の結婚は35歳、36歳とあとになるかもしれません。
すると結婚に至るまでにはどんどんと年を取っていくことになります。
若いほうがチャンスが広がっていることを考えると、これはリスクです。
速やかに活動をしましょう、今、この記事を読み終わったタイミングでマッチングアプリをDLし、プロフィールを登録し、いいねを付け出す、というのが取るべき行動です。
4.5 正社員に進む道を検討するのも一案
とはいえ非正規社員のままでは可能性が限られてしまうというのも現実ではあります。
正社員を目指すというのも一つの手でしょう。
未経験でも正社員募集をしている企業、求人は少なからずあります。
こちらも婚活と同様1回1回の合否に一喜一憂するのではなく、数多くチャレンジして、成功につなげましょう。
未経験や非正規からでも正社員を目指す人向けにオススメの転職サイトは、以下のサイトです。
GO! はじめての正社員デビュー! | 転職・求人情報サイトのマイナビ転職
5. 行動数を増やして出会いを勝ち取るにはマッチングアプリがオススメ
非正規雇用の30代男性歓迎、という女性はここまでに見たように、確実に存在する一方、数として多いわけではありません。
できるだけ多くの人と接触することで、自分に合った女性と出会う可能性を広げましょう。
そのためにはマッチングアプリがオススメです。
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特徴はなんと言ってもメンタリストDaiGoが監修していることです。
性格診断ができ、その内容から価値観がマッチした相手を見つけることができます。
マッチングの時点で価値観が近いことが確認できているのでそこから先の展開もスムーズなようです。
登録女性も、他の条件よりも性格を重視している傾向が高い≒非正規雇用であることがネックになりづらい、可能性が高いです。
また、アクティブな女性比率が多いことも、男性に取っての魅力の1つになっています。
5.2 平均3か月半でカップル成立、いいね婚のマリッシュ
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6. 一気にゴールインを狙うなら
本格的に交際や結婚を意識する場合は、さらに決定率の高い行動にうつるのも一つの手です。
特に都内で30代後半位の既婚者と話していると、思いの他「結婚相談所」を利用した男性が多いことに気づきます。
先日地域の父親の交流会に行きましたが、10人中4人が結婚相談所での出会いでした。
(他は学生時代からの交際や、職場での出会いでした)
20代の若い頃は思いもよらなかったことですが、身近に良い出会いを見つけづらい中で、婚活をする、結婚相談所を使うという選択肢は有力なものになりつつあります。
上でも紹介したように、金額は高いですが、その分高確率で本格的に交際に発展させることが可能です。
価格面が気になる方は、安い料金で利用可能なスマリッジの利用がオススメです。
6.1 安価で安心のスマリッジ
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一般的な結婚相談所にあり、しかも10万円以上が相場の成婚料などがありません。
しかも登録料6,000円、月会費9,000円と圧倒的に安価です。
入会者が独身であることの確認も行っており、交際を始めようとしたら実は既婚者だった、遊び相手だった、というようなことがない点もおススメです。
6.2 対象を35歳以上の男女に絞ったR婚
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6.3 オタク大歓迎なミューコネクト
公式サイト:https://mu-connect.jp/
こちらは万人向けではなく、「オタク」向けの婚活サービスです。
深い趣味を持っていて、それに共感してくれる相手をお探しの方にピッタリです。
コミュニケーションのサポートもしてくれるため、
これまで出会いがなく、女性と付き合ったことがない方や、コミュニケーションが苦手、という人にもお勧めできる婚活サービスです。
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6.4 本気で結婚を目指すならハッピーカムカム
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