気になる、けれどもわかるようでわからないのがお金事情です。
自分の収入や貯金は他の30代の未婚男性と比べて多い?少ない?標準的?
あるいは結婚相手を探す女性の立場から、30代男性のフツウってどれ位?
と気になることも多いでしょう。

そんな気になる30代独身男性のお金事情について、根拠のあるしっかりとしたデータを元に整理していきます。

1. 30代独身男性の収入

まずは基本となる収入面から見ていきましょう。
収入については、厚生労働省が行っている賃金構造基本統計調査からデータを得られます。
最新の平成30年賃金構造基本統計調査を見ていきましょう。
賃金構造基本統計調査では月額賃金の形で、性別や年齢別、雇用形態別などの収入データを確認することが出来ます。
なお、収入面のデータは各種調査により、多少数字が前後することを前提とします。
花園Naviでは各種データをあたった上で、数字を精査しつつ、妥当と思われる数字を出典つきでご紹介します。

1.1 ずばり、30代独身男性の平均年収は368万円

厚生労働省の賃金構造基本統計調査の結果を元に簡単に計算すると、30代独身男性の平均年収は366万円程度であることが推定されます。

こちらによると、

30代男性の平均月収
  • 30~34歳の男性の平均月額報酬は289.4千円
  • 35~39歳の男性の平均月額報酬は325.2千円

となっています。
単純に平均すると月収は30万7千円、12倍すると年間で368.8万円という計算です。

結婚をしているかどうかは加味されていませんが、目安の金額としては妥当な数字だと思います。

日銀の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」は、性別区分の無い、独身向けの調査ですが、日銀調査では30代の平均年収(手取り)は302万円とされています。
男性の方が女性よりも収入が多いことを考えると、この368万円という数字は実態に近い数字なのではないかと思います。

ただし、国税庁の民間給与実態統計調査結果の場合は、30代前半で400万円程度の年収があるとされているので、多少数字は上振れするかもしれません。

ただし、いずれにしても30代独身男性の平均年収は300万円代の後半、と見ていて大きなズレはないと思います。

1.2 状況別 30代男性の平均月収

賃金構造基本統計調査では色々な切り口から収入の集計を行っています。
参考までにいくつかの切り口を見てみましょう。

最終学歴別収入(30代男性)

最終学歴別に見ると、それぞれの差分があることがわかります。
やはり、大学や大学院卒の人の方が月収が高くなっています

大学・大学院卒の30代男性の平均月収
  • 30代前半:32.1万円
  • 30代後半:37.4万円
高専・短大卒の30代男性の平均月収
  • 30代前半:26.6万円
  • 30代後半:29.7万円
高卒の30代男性の平均月収
  • 30代前半:25.5万円
  • 30代後半:28.1万円

となっています。
金額の多い少ない、に加えて注目すべきは、前半→後半での給与の伸びが

  • 大学・印卒:5.3万
  • 高専・短大卒:3.1万
  • 高卒:2.6万

と徐々に少なくなっていることです。
つまり、単純に最終学歴が高いほうが多くの収入を得ているというだけではなく、その後も高学歴の方が収入が伸びやすく、格差は拡大する傾向にある、ということを示しています。

1.2 雇用形態別収入(30代男性)

かなり大雑把なくくりですが、雇用形態別に見ていきましょう。
ここでは、非正規雇用男性の辛さが浮かび上がります。

正社員の30代男性の平均月収
  • 30代前半:29.5万円
  • 30代後半:33.2万円
正社員以外(非正規雇用)の30代男性の平均月収
  • 30代前半:22.0万円
  • 30代後半:22.9万円

かなり意味合いの大きな数字が出てきました。
圧倒的に正社員の方が収入が高いというのはその通りです。
ただ、その点に加え、金額の差が、30代前半では7.5万円なのに対し、30代の後半には10.3万円に拡大しています。
非正規の男性の収入は30代前半から30代後半にかけて、わずか月額9千円しか伸びていないのです。
9千円ということは年収にして10万円強、手取りに直せば10万円を割り込んでしまう数字です。

女性との結婚を考えた際に、収入面が大きなネックになる点も収入データから見えるように思います。

1.3 30代男性の平均月収の中央値と平均値

最後の平均値と中央値について見ていきましょう。
平均値はすべての数字の合計を集団の数で割った数字ですが、特に大きな数字や小さな数字に引っ張られやすいという欠点があります。
一方で中央値は、全体を順番に並べた際に真ん中に来る数字ですので、より一般的というか、文字通り真ん中に位置する人の実態を表してくれます。

30代男性の月収中央値
  • 30代前半:27.3万円
  • 30代後半:30.2万円

となります。平均と比較するとやや少ない数字になる点にご留意ください。
中央値が平均値より低いということは収入の多い一部の人に平均値が引っ張られていることを意味します。

ただ、いずれにしても、データから30代の独身男性の平均年収は300万円台後半~400万円程度の状況だということがわかります。

2. 30代独身男性の貯金・貯蓄事情

貯金・貯蓄については、さすが日本最強の銀行、日本銀行の家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]が詳しいです。
日銀の調査は「単身」世帯に絞ったものなので、特に今回対象としている「未婚・独身」に近いデータが取れる点は有り難い点です。
ただし、データは男性と女性の区分が無いので30代単身世帯全体のデータを使います。
(30代は男性の回答比率が63%と多いので、独身男性の実態に近いとは思われます)

2.1 30代独身の平均貯金額は317万円

先程紹介した調査を元にすると、30代独身(単身)男性の平均的な金融資産保有額は317万円です。
なお、中央値は40万円であるため、多くの資産を持っている人が平均を押し上げていることがわかります。
最も多くの保有形態は貯金であり、ついで株式や生命保険が続きますが、この金額はある程度貯金・資産として捉えて良い価格だと思います。

2.2 金融資産なし(貯金などなし)は30代の約4割

全く同じ調査で注目すべき項目は日銀調査の中にもあります。
30代の人のうち、預貯金などの金融資産がない人は4割に至ります。
貯金などの備えがほぼ無い、というのは突発的な出費に耐えられない、ということですが、この状況は意外と珍しくありません。

なお、金融資産を保有していない人たちを除いた場合の金融資産額は以下のようになります。

30代独身世帯の金融資産額(金融資産0世帯を除く)
  • 平均貯金額:533万円
  • 貯金額中央値:250万円

毎月の平均貯金額は3.5万円程度

同じ調査には収入のうち貯蓄に回している比率も掲載されています。
30代の人の回答の平均値は14%です。
少し雑な計算にはなりますが、平均の手取り300万円に、この14%をかけると年間で42万円、単月だと3.5万円程度を貯金していると言えそうです。

3. 30代独身男性の生活費・支出事情

続いてお金を使う側についても見ていきましょう。
支出については、総務省統計局の平成26年全国消費実態調査に詳細な情報があります。

3.1 30代独身男性の毎月の平均支出額は16.5万円

上記の2014年消費実態調査に寄ると、30代単身世帯男性の支出額は165,553円です。
ちなみに同じ調査の女性の支出額は毎月178,814となっていて、同世代の独身同士では男性よりも女性の方がお金を使う傾向にあるようです。

主な内訳は以下のようになっています。

30代独身男性の生活支出の内訳
  • 食費:4.3万円
  • 住居・家賃:3.5万円
  • 水道・光熱費:9千円
  • 衣類など:6千円
  • 自動車・交通費:2万円
  • 通信費:8千円
  • 教養・娯楽:1.8万円

3.2 独身世帯は同居世帯よりも自由に使える金額が多い

NTTコムリサーチと立教大学による共同企画調査「消費者の自由裁量所得と使途の状況に関する調査」によれば、単身世帯は同居世帯と比較して、自由に使える金額が多くなっています。
30代男性の部分を比較すると、単身男性の平均値が3.7万円なのに対し、同居世帯は2.8万円と、単身世帯のほうが約9千円多く使えるようになっています。

結婚したり、子供が生まれたりというように家庭の規模が大きくなると家族での支出が増えていきます。
その分独身の男性の方が自由に使えるお金が多くなっているようです。

4. 30代独身男性の借金事情

人によっては借金を抱えている人もいます。
先程の家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]によれば、30代世帯の2割は借金がある、という回答をしています。

金額にすると

30代独身世帯の借入金額(借入有りの人のみ)
  • 平均借入額:371万円
  • 借入額中央値:100万円

となっています。
なお、借入の目的で最も多いのは生活費で30代の場合は36%でした。

5. 30代独身男性の出会いにかかるお金

30代の独身男性が出会いや結婚にかけるお金はいくら位でしょうか。
ざっとの計算ですが、マッチングアプリを利用した場合、交際までは約8万円程度と考えています。
計算の根拠についてはこちらの記事をご参照ください。

約8万円という金額はあくまで恋人として付き合い出すまでの金額なので、その後の交際にはお金がかかりますし、いざ結婚となると、約300万円の結婚式の費用など多くの出費が見込まれます。

とはいえ、先のことばかり考えていても仕方がありません。
現在パートナーがいない場合で、交際や結婚を目指すなら、まずは付き合うこと、そして付き合う前に出会うことが先決です。

例えばマッチングアプリの利用であれば月あたりの出費は数千円、デートを入れても2万点程度で済むはずです。
月に2万円程度という金額は30代独身男性の毎月の貯蓄や自由になる金額よりも少ない金額です。

変に交際費を節約して将来に残そうとするよりは、未来の幸せに向けた投資として早めに行動し、必要な出費はしておく方が良いと思います。
社交的でガンガンいける、という方には合コンや街コンがおすすめですが、社交性やコミュニケーションにあまり自信の無い方にはマッチングアプリのご利用がオススメです。

6. 30代独身男性におすすめのマッチングアプリ

マッチングアプリは利用経験がないとハードルを感じがちですが、一度使えばすぐに慣れるはずです。

マッチングアプリはかなり普及しているので、職場で会話をしていても、え?この人がマッチングアプリを使ってるんだ、と驚くような人も当たり前に利用していたりもします。

以下、30代独身男性向けにおすすめのマッチングアプリをご紹介します。

6.1 上場企業運営×DaiGo監修、性格診断で価値観が一致する相手を探せるwith

公式サイト:https://with.is/welcome




appstoreでマッチングアプリランキングでも常に上位に位置するwithは上場企業のイグニスが運営するアプリです。
特徴はなんと言ってもメンタリストDaiGoが監修していることです。
性格診断ができ、その内容から価値観がマッチした相手を見つけることができます。

マッチングの時点で価値観が近いことが確認できているのでそこから先の展開もスムーズなようです。
また、アクティブな女性比率が多いことも、男性に取っての魅力の1つになっています。

ここからは上位の3つ以外の人気があって、かつ特徴があるアプリを紹介していきます。

6.2 平均3か月半でカップル成立、いいね婚のマリッシュ

公式サイト:https://marrish.com/

多様なスタイルのパートナー探しをサポートする今ドキのマッチングサービスです。
平均3ヶ月半カップル成立という実績があります。

年齢確認などはしっかり行う一方で、実名ではなくニックネームでコミュニケーションができるので、登録ハードルが低く嬉しいです。
無料で利用開始可能、かつ毎日「いいね」がプレゼントされるので、そのまま継続利用も可能です。

6.3 散歩するだけでも寂しくなくなる、すれ違いマッチング、クロスミー

公式サイト:https://crossme.jp/




すれちがいをきっかけにしたマッチングアプリです。
街中でのすれ違いから出会いが始まるというコンセプトが魅力的です。
ふと、寂しい、と思った際にこのアプリを入れて街に出れば出会いのきっかけがつかめます。
ただの散歩がいつもよりも楽しくなるはずで、寂しさを感じた際にもってこいのアプリです。
もちろん無料で登録可能です。

6.4 累計会員数1,000万人、アクティブ会員50万人突破の老舗大手PCMAX

公式サイト:https://pcmax.jp/pcm/

創業15年以上の大手老舗サービスです。
長くサービスが続いていることと、多くの会員がいることがサービスの有用性を伝えています。
累計会員数はなんと1,000万人を超え、アクティブ会員数50万人と、他とは一線を画すサービス規模です。
多くの人が長く使っているという点は安心できるポイントですし、利用者が多いので色々な人とである可能性が高いです。
無料で利用開始可能です。

7. お金をかけても真剣な交際を求めるなら

本格的に交際や結婚を意識する場合は、さらに決定率の高い行動にうつるのも一つの手です。
特に都内で30代後半位の既婚者と話していると、思いの他「結婚相談所」を利用した男性が多いことに気づきます。
先日地域の父親の交流会に行きましたが、10人中4人が結婚相談所での出会いでした。
(他は学生時代からの交際や、職場での出会いでした)

20代の若い頃は思いもよらなかったことですが、身近に良い出会いを見つけづらい中で、婚活をする、結婚相談所を使うという選択肢は有力なものになりつつあります。

上でも紹介したように、金額は高いですが、その分高確率で本格的に交際に発展させることが可能です。

価格面が気になる方は、安い料金で利用可能なスマリッジの利用がオススメです。

7.1 安価で安心のスマリッジ

公式サイト:https://s-marriage.jp/

一般的な結婚相談所にあり、しかも10万円以上が相場の成婚料などがありません
しかも登録料6,000円、月会費9,000円と圧倒的に安価です。
入会者が独身であることの確認も行っており、交際を始めようとしたら実は既婚者だった、遊び相手だった、というようなことがない点もおススメです。

7.2 対象を35歳以上の男女に絞ったR婚

公式サイト:https://rkon.jp/
こちらは男女ともに35歳以上の年齢の人をターゲットにしたサービスです。
相手女性も希望が35歳以上ということを確認できていますし、このサービスの中では30代男性は若い部類に入るため、うまくマッチングできる率も高くなっています。
まさに30代の寂しさを感じる男性にピッタリのサービスです。
5万円の成婚祝い金もあります。

7.3 オタク大歓迎なミューコネクト

公式サイト:https://mu-connect.jp/

こちらは万人向けではなく、「オタク」向けの婚活サービスです。
深い趣味を持っていて、それに共感してくれる相手をお探しの方にピッタリです。

コミュニケーションのサポートもしてくれるため、
これまで出会いがなく、女性と付き合ったことがない方や、コミュニケーションが苦手、という人にもお勧めできる婚活サービスです。
登録女性も、相手が「オタク」であるという前提なので、共通の趣味などを元にコミュニケーションを進めやすいです。
メディアでの紹介も多く、必要に応じてコンサルティングもしてくれる点がポイントです。

7.4 本気で結婚を目指すならハッピーカムカム

公式サイト:https://www.1rankue.com/konkatsu/




本気で結婚を目指す人に一押しなのがハッピーカムカムです。
1年以内の成婚実績が53.3%と業界屈指の高い実績を誇っています。
「同世代で異性」の専属アドバイザーが強力に婚活をバックアップ、寂しさから一気に結婚にたどり着きたい人にお勧めのサービスです。

なお、ここでもいくつかの結婚相談所をご紹介しましたが、もしより詳細に比較したい場合は、
ベーシックの【結婚相談所比較ネット】
がおすすめです。
実際の相談前に資料を見て、中身を吟味できるのがポイントです。
もちろん資料請求は無料、かつ今なら婚活支援金30,000円がもらえる可能性もあります。

まとめ

以上、ここまでで30代独身男性のお金事情について調べて記事にしてみました。
平均的な数字が見えてきたことで、ご自身やパートナー等が30代独身男性の中でどれ位の状況にいるのかがわかってきたのではないでしょうか。

個人的には特に収入面で、非正規雇用の男性の収入の伸びが低い点は非常に気になりました。

交際や結婚を考えた際に、やはりお金の問題は大きなものです。
多くの人が幸せな結婚ができるようになっていくと良いな、と思っています。
皆さんの幸せを応援しています!

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